悔いのない生き方

今日は、明るいお通夜に行ってきた。 亡くなったのは兄貴の幼なじみのお母さんで、とても偉大な人。作曲家の福田和禾子さんという人で、NHKの「おかあさんのうた」や「みんなのうた」などの作曲を手がけていた。北風小僧の寒太郎、おーいハニ丸など、私ぐらいの年の人は結構聞きなれた曲も多い。 66歳という若さで亡くなったのに、会場は全然しんみりしていなく、しかもとても綺麗で幸せそうな顔で寝ていた。 それはきっと、彼女が悔いのない生き方をしていたからだと思う。 作曲家で、国際A級のドライバーズライセンスを持ち、普段はNSXを乗り回し、亡くなる一週間前もシンガポールで、F1グランプリを見ていたという。 お通夜会場には、おばさんの愛した1992年型のNSXが入り口に展示され、葬儀中ずっとエンジンがかけられていた。このエンジン音好きだったんだろうな・・・ 私が小さい頃、「みみちゃんは稀な子なのよ。何でもできる子なの。だから自由に生きなさい。」って会うたびに言っていた。子供ながらに、この言葉にはいつも強いインパクトを受け、今のライフスタイルにも影響していると思う。 そんなおばさんの生き方は、とてもユニークだった。結婚という形にあまり執着がなく、一人息子とも友達のような関係。熱くなる趣味があり、私の子供のころには、かなり異例な大人だった。 とてもあっさりとしているんだけど、川の流れのようにスムースに「Live Life Fullest」を叶えていた。 私も「悔いのないように生きよう!」と強く思った。